調剤薬局の受付事務から転職してすでに15年ほどたつが、当時は市内の病院でも院外処方をしていたところは数件しかなかった。どこの病院も院内処方が当たり前の時代だった。薬剤師の方も総合病院から好条件で引き抜かれ薬局の方に転職してきた人がほとんどで開局当時は患者さんとのトラブルが多かった。当時勤めていた薬局のシステムは、病院から処方箋を発行された患者さんが薬局に処方箋を満ち込み、受付に出す。そこで料金の計算をして精算を済ませてから薬を出すいう方式だった。
提携している個人病院の目の前に薬局は建てられていた。処方箋を受け付けるときには薬局でも保険証の確認を必ずしていたが、月で最初の医局の時に、保険証を持参しない患者が意外と多い。本当ならそこで全額負担が当たり前なのだが、病院の方で次回にもってきてくださいと言われるため、薬局の方でも暗黙の了解で病院に右にならえになる。その後、二度来局しなくて保険証の確認ができず、保険請求ができないということもよくあることだった。
また、院内で薬を出すより、院外の方が料金が高くなる。そのことが納得できなくて薬剤師もめている患者もいた。欲しい薬を多めにもらうことができずごねる患者や何件も病院を渡り歩いて、睡眠薬を多くもらう患者など、毎日小さなトラブルがあった。調剤薬局も患者も病院も院外処方に慣れていない頃の話なので、、病院と患者でなれ合いだった部分が院外処方で調剤薬局と第三者が介入することで正常化したための軋轢だった。結局患者とのトラブルが自分の身にも降りかかることが多かったので薬局から転職をして現在に至っている。
